5.28
例えばこんな手があったとします。ドラ2m
まあ、打牌候補はすぐ浮かぶかと思います。
347mですよね。
これってまずは
「タンピンのシャンテンから頭を1個落とす」
って牌姿であることを理解出来てる、見えてることが大前提になります。
ちょっと厳しいことを言うとそれが見えてない段階で「三色」とか「高打点」とかを考えることがパニックにしか繋がらないのですね。
まず、形を理解して、頭や面子のブロック構成、受け、変化、こういうものを考えて比較することが「牌姿の理解」なのです。
47pと36sのシャンテン。3mか4mを落とすんだけど
萬子は567も456も出来てるから74と落としても44と落としても同じ、と。4567から1枚切るということ。
そこからなんです。「何切る」が始まるのは。
3mを落とすと萬子が567に確定しますから、
例えば三色目の6sや4pを引いても
456にならなくなってしまいます。
では4mを落とすとどうなるか
こうすれば4pや6sを引いた時に7mを切って高め三色になります。
ん?だったら7mをはじめから切ればよくね?
そうなんです。これ、元の牌姿を「変化の無い手」と考えると、実は何切っても受けの枚数は変わらないし、三色残る47mは全く同じなんですよ。
確かに先にドラを引いた場合に345が残るのは7m切りなんですが。
そもそも5mから引けば一盃口確定でマンズは済、でいい。
ただ、この手はモデルチェンジやバージョンアップを含んでます。特にバージョンアップについては麻雀というのは取りこぼしに繋がりやすい。
こんなのとか。
ドラが2mですから、基本的には6pを切って
258mを核に、25p-3mのエントツと固定の36sに構えます。
ただ、ここまで手が入るとエントツに魅力が無いので3mを先に切ったりすることもあるわけですね。
6pがムダじゃんか。牌理がなって無いなぁ。
そうですかね。安めドラのメンタンピン三色なら多少枚数落としてもいい場面もありますし、
11枚×15枚コンボへの変化。
11枚×14枚コンボへの変化。など。
一旦牌理を落とした後に258mをそのままに強化されることもあります。
まどろっこしいから変化とかいらない。
47p36sのイーシャンテンでいい。
だから4mでも7mでもいい。
それもひとつの手ですけど、その結論もこういった変化をすべて分かっていて7mを切るのと知らないで切る、または「ややこしくなるから」考えたくない、これは「牌理の理解」としてはかなり差があるのではないでしょうか。
変化以前に
単純にこの8mが本当に要らないのかと。
まずはそこでしょう。
初手の段階では456かそうでないかでした。
変化についてはドラ受けと多面。456から345へのスイッチが焦点になりました。
そしてこの8m引いた牌姿。
これは345と456の両天秤だったり
ピンズ亜リャンメンノベタン1.5受けの5/12で
高め345テンパイになるこの形にも取れます。
さらにはドラの入れ替え、または萬子の亜三面受けへや三面タンキへのスイッチも。
牌理を知っていればいろんな場面で対応もしやすいのかな~と。